大成がつぶやきます。

理想に生きるリアルを書きます。

尊敬する人

こんにちは。

 

皆さん、「テラフォーマーズ」という漫画をご存知でしょうか??

 

火星に住むために、進化したゴキブリと

動物や昆虫になれる手術を受けた、特殊能力を持った人間が戦う物語です。映画化もされてたやつです!

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基本的に人間臭くて、情熱的なので好きなのですが、僕はその中でも「鬼塚慶次」というキャラクターが大好きで。

ボクサーの世界チャンピオンで、とにかく母親想い。

 

そんな彼になぜ惹かれるのか。

あるシーンを見てわかりました。

 

 

火星では味方の裏切りがありました。

慶次は足止め役として裏切った人たちにボコボコにやられるのですが

慶次の仲間の元へ行こうとしている、裏切った人たちに慶次はこう言います。

 

(仲間の元には)い…かせない。

へ…へへ……

小さい頃…親父に教わらなかったかい…?

女の子は…殴るなって…優しくしろってさ……

少なくとも…シャコの力(特殊能力)で君を殴ったら君はー死んでしまう

 

俺の目的は…君を殴り殺すことじゃない…

 

この時点で泣きそうでしたが。笑

ここまで強い信念を持っている背景が次に描写されました。

慶次の少年時代における、お父さんとの会話です。

 

慶次ー…

強くなるんだ  慶次

 

力のない男が無理に優しさを見せてもそれは『無理」に過ぎない

解るか慶次…

お前はまだ小さいから何も心配しなくていい…

俺(お父さん)と母さんが守ってやる

 

…だが お前が大きくなっていつか広い世界に出れば必ず 辛い現実とぶつかるだろう

そして 必ずお前よりも辛い状況の人たちと 出会うだろう

 

お前に『無理』はして欲しくない

ーだが、その人は

女性かもしれない

子供かもしれない

状況も とても辛いかも知れない

 

ーだから強くなるんだ慶次

世界で 一番強くなるんだ

 

世界中の誰に対してもー

優しくなれるように

 

そして、慶次は言います。

 

ーさぁ 来い 俺はまだ死んでいない

 

女は殴らないし

 

仲間たちも殺させない

 

これはオレが決めたことだ

誰の基準でもない

俺が守れば済むオレの基準だ

 

だから必ず守る

 

それでもオレは 死なない

オレは…『強い』からな

 

 

痺れました。

ボクシングの世界チャンピオンだから強い。

価値観がブレないから強い。

必ず正解にする信念があるから強い。

 

これを初めて読んだ時から

「強くあろう」と思いました。

 

しかし、「強くあること」と「強がること」は似ているようで違いました。

 

 

今までは、できる自分になって基準を高く持ち、完璧な人間になることが「強い」ことだと思っていました。

でも、それは「強がり」ってことに気がついたら

心に余裕ができました。

 

(少し余談ですが、最初瞑想を始めた時、正しい姿勢を意識するまでは体が力んで強張ってました。

その肩に入った力を抜くことから始まったなーと。)

 

ありのままでも大丈夫という自己評価。

そして、覚悟を決めてやり続ける信念を持つことが本当の「強い」こと。

 

天気の子を観終わって感じたことと、

友人といて感じたことと、

色々考えてたら繋がりました。

 

 

改めて、思ったのは

誰にでも優しくできるよう、強くなります(^^)

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