怒ってもいいことなんかない。
昨日から始まった読書は
池井戸「鉄の骨」です。
建設現場の監督が主人公の物語で
経験者が書いているみたいに
リアルに描かれてます。
それでいて、全然知らない人にもイメージできる。
https://www.amazon.co.jp/鉄の骨-講談社文庫-池井戸潤-ebook/dp/B00IP4O2Z2
そんな冒頭部分で
間違ったことにキレるシーンがあります。
半分勝手に自分と重ね合わせて読みましたが
そこで凄腕監督の上司がいいます。
「この業界ってのはな、清濁併せ呑むことが必要なのよ」
「正しいことばかりが正しいわけじゃない 。かといって 、いい加減なことをしてそれでいいってものでもない 。わかるか ?」
「信用できる奴かできない奴か 、現場に行ったら自分の目で見て判断しろ」
勉強になります。。
まだ、なぜ正しさといい加減の真ん中がいいのか。
それはわかりません。
けど、なんとなく納得している。
何事も行き過ぎは良くない。
同じような境遇の主人公を見ていると、自分を客観視できて、いい。笑
つまり、自分を客観視する時間が少ない。
たまには自分を見つめ返す時間を取らないと。
それにしても、井戸田潤作品はすごい。。